ICA会報誌にクレイケアボランティア活動が掲載されました

Earth会報誌10周年記念号

ICA国際クレイセラピー協会の会報誌『Earth Vol.30 10周年記念号』に、クレイケアボランティアの会MARU生野のインタビュー記事が掲載されました。

ボランティアグループの生い立ち・ボランティアを始めるにあたって・タッチケアとしてのクレイセラピー・介護現場でのクレイオイル…などについて、3頁にわたり掲載くださいました。

会報誌が手元にあり、ボランティア活動にご興味ありましたら、ご一読いただけますと幸いです。
クレイの受講生さんには、いつも通り次回通学時に配布いたしますね。
教室内にも常設しておりますので、ご来校の皆さんももちろん、お読みいただけます。

私がこういった活動を始めたいと強く思ったきっかけは、本文中にもあるように自身の在宅介護の経験から、
「社会から見えずらい”家の中”で、カラダもココロも癒しを必要としている被介護者とそのご家族へ、そのひとときをご提供できないか?」
と強く思ったことが始まりなんですけれど、こう書くと「この人善人ぶってるわ~」なんて思う方もいるかも知れませんね。
本当に強くそう思っているので人からどう思われても大丈夫ですが、その気持ちだけじゃないんです。

記事冒頭で介護中の日々に少し触れていますが、最初の頃は自分の気持ちに余裕もあって、アロマやクレイでヘルスケアだけじゃなくココロのリラックス目的の施術もよくしていて、母もそれを気持ちよく受け入れてくれていましたが、、
環境の変化や複合的な症状が重くなるにつれ「命を守るための処置や世話」がもちろん最優先で、私自身、心身の疲れがいっぱいいっぱいで心の余裕が減っていき…クレイ歯磨き・クレイバス・アロマ芳香浴・アロマスプレーで拭き掃除…程度のカンタンな事しか続けられず、ココロケアのトリートメントなんてできる状態じゃありませんでした。

たまに、クレイ湿布や足裏パックを準備しても、拒んでさせてはくれませんでした。
きっと、湿布やパックして体が楽になったら、側にずっといてくれなくなると不安だったのかも知れません。推測ですが

そしてそんな状況のまま時が過ぎ、母は光の世界へ旅立っていきました。

辛いだけの毎日ではありませんでした。
しんどい中にも喋って笑い合って、発声や飲み込みの練習が上手くできたら喜び合って。
そんな時間も確かに存在していました。
そんなときって、たぶん私の気持ちの余裕もちょっと復活してるときだったんでしょうね。

じゃあ何で、そんな時にハンドトリートメントのひとつもしてあげなかったんだろう_。
毎日何時間も手にぎってたのに、母が喜んでくれてたハンドリフレして、安心させてやれなかったんだろう_。
私セラピストで、やり方も知ってるのに。
今、いくらやりたいと願っても、その手に触れることできないのに。
クレイハンドトリートメント

心にね、ポッカリ穴空いたんですよね。
空いたというか、今も空いてます

活動で利用者さんの手に触れたとき、いつも母の手を思い出します。
だから、私の中でこのボランティア活動は、母にしてあげられなかった悔いの気持ち・自分の心の穴を埋める行為、つまり”自己満足”の面も大きいんです。

こんなこと書くと、「自己満足のために人の親勝手に使うな!」とか「善人ぶって結局自己満の偽善かよ!」とかいう声あがったりするかな?
無いと思いたいけどあるかも?
あったとしたら、「すみませ~んでもちょっとだけ手貸してくださ~い、私の為にも!」って言うしかないかな。(笑)
利用者さんが気持ち良くって、提供側の心も満たされて、どちらにも好影響があるということで大目に見てもらいたいです。

 

MARU生野に限らず、ボランティア活動するのに「奉仕の心」しか持っちゃいけないなんてこと、ないと思います。
私のように個人的な思いもあったり、暇つぶしとか、仕事に繋げるためとか、履歴書に書くためなんてのもアリだと思います。きっかけは何でも良いって思う。
入り口はどうであれ、1度やってみてお相手の喜ぶ顔が見れたとき、そこに『やりがい』を感じたら。
無理のない範囲で続けていかれたら、それでいいと思います

さて、ICA国際クレイセラピー協会さんでは、『クレイケアボランティア連絡会(仮称)』が近日発足いたします。

詳細はこれから詰めていく段階ですが、クレイセラピーをメインとしたボランティア活動にご興味のICA会員さんは、協会からの発表を楽しみに暫しお待ちくださいね。

全国で、私たちMARU生野よりももっと前から個人で、グループで、ボランティア活動されている経験豊富な先輩方もたくさんいらっしゃるかと思います。
リアルタイムで今、精力的に活動されている方もたくさんいらっしゃるかと。

連絡会の方向性は絶賛模索中(笑)ですが、だからこそ!皆さんのお力お貸しください。
MARU生野はまだまだ経験も浅く微力ではありますが、クレイセラピーでココロを繋ぐこの活動を、皆さんと一緒に広めていけるように精いっぱい協力していきたいと思っています。

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